レポートと格闘中

今年度より某大学の非常勤講師となり、「図書館サービス概論」の授業を担当しました。前期のみの科目で、授業は今月初めで何とか終了し、現在、学生さんのレポートの採点と格闘中です。来週中には、成績評価まで終わらせないと…。

今年は、いつもと違う夏ですが、夏休みの課題（？）に取組んでいます。

非常勤講師になった経緯

非常勤講師の仕事は、図書館の先輩からの紹介です。最初に打診があったのは、去年の今頃だったように思います。後任を探していて、公務員は、今のところ、原則、副業禁止ということもあり、フリーランスの私に声がかかりました。

その後、履歴書を提出したり、司書課程の主任教員の方との面談などを経て、11月の教授会で採用が決まりました。

いきなりのオンライン授業に四苦八苦…

大学で授業を行うのが初めてだったので、とりあえず1年目は、前任者のやりかたを踏襲していくつもりでいました。授業で使った資料やファイルをいただいたので、内容を確認しつつ、内容は自分が説明しやすい形に修正したりの準備はしていましたが…。

新型コロナウイルス感染症の影響で、授業はすべてオンラインで実施することになり、4月はじまりの授業が5月の連休明け開始となり、授業回数が全15回から全13回に変更となりました（2回分の授業は、自習課題により対応）。このため、前任者からいただいファイルはほとんど使えなくなり、資料を一から作り直して授業を実施しました。

私は、すべてzoomで実施しましたが、いろいろトラブルもありましたし、オンライン授業だと学生さんの反応がわからないので、どこまで伝わっているかがわからないのがつらかったですね…。もちろん、オンライン授業を受ける学生さんも大変だったと思いますが。今年度は、後期も、原則、オンライン授業になったようです。

毎回、手探り状況で、授業が終わるたびに、一人反省会でした。来年はどうなるかわかりませんが、オンライン授業についてのあれこれは、自分のメモとして書き残しておきたいと思っています。

図書館に関心を持って欲しい

「図書館サービス概論」の科目を選択する学生さんは、図書館に関心がある、本を読むのが好き、という方が多かったような感じがしました。中には「司書になって、図書館で働きたい」という希望を持っている学生さんもいるようです。

授業では、図書館に関する法令や規則、報告書の説明が多くなりますが、図書館サービスに関する部分については、具体的な事例を紹介するようにしました。

「図書館、こんなこともやってるんだ！」

ということを知ってもらい、もっと図書館に関心を持って欲しいと思ったのですが、どうだったのでしょう？学生さんの授業の評価もあるので、内心、ドキドキしています。

学生さんのレポートを読みながら、

「これについて、もう少し、きちんと説明すれば良かったかな？」

などと思いながら、採点をしています。