『メモ活』を読んで、自分のメモの取り方を確認してみる

メモ活

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私自身は、メモをとる方だと思います。理由は、メモをしないと忘れるから。

でも、自分のメモのとり方がこれでいいのか、もっと工夫できる点があるのか、メモの生かし方があるのかなどが知りたくて、『メモ活』を読みました。

 

何もしてない時間など、ない?

著者は、スケジュール系のノートと仕事系のノートの2種類しか使わず、大きさはA4版に揃えているとのこと。メモを2種類に限定することによって、どちらかに必ず残されているので、「どこに書いたかな?」を防ぐことができるそうです。

私の場合、スケジュールを管理しているメインの手帳がB6版なので、サブ(?)のノートはB6版ですが、他にも、持ち歩き用の小型のマンスリー手帳、小型の手帳とか、大学の授業用で使っているB5版のノートとか、大きさも様々な数種類の手帳を使っています。ただ、メインとしてはB6版のスケジュール用手帳と、B6版のノートということになるでしょうか?

 

アポイントや会議だけが、仕事ではありません。
デスクでやるべき仕事もしっかり書く。そのためにも、書き込めるスペースが必要になる。だから、A4サイズのスケジュール帳が役に立つのです。
デスクワークもしっかりスケジュール帳に書いておけば、本当にやるべきすべての予定が見えてきます。(p.53)

 

私も、スケジュール用手帳に、「いつ、何をしたか」を記入しています。記入することで、つい、だらだらしがちな自宅での仕事を管理できますし、どの仕事にどのくらいかかったのかを把握することもできます。

公務員時代は、年度内で、予算要求とか、年度計画の作成とか、時期がだいたい決まっている仕事もあったので、前年度のスケジュール帳を見て参考にすることが多かったように思います。今は、メモのスペースはだいたい足りていますが、足りなくなると、大型の付箋とかを使ってメモを記入して、手帳に貼っておく、ということもしています。

 

確かに、現在は書類や資料など、A4サイズのものが多いのですが、手帳のサイズは、個人の好みのサイズでいいように思います。ただし、メイン手帳とサブの手帳を使う場合は、大きさを揃えていた方がいいように思います。

 

ひとり連想ゲーム、アイデアもメモする!

著者は、企画などのアイデアスマホメーラーの下書きを使ってメモしているとのこと。確かに、現在はスマホを持ち歩くことが多いですし、外出中など、思いついた時にすぐにメモすることができます。

私の場合は、どちらかと言えば手書き派。持ち歩き用の手帳もメモスペースが意外とあるので、スケジュール以外もどんどん書き込んでいます。

 

イデア出しはスマホを活用している著者も、アイデアの整理については、ノートに手書きをすることをすすめています。これは、ノートにくらべてスマホの画面が小さいということもあるのですが、

おそらく、いろんなことを書き出していくことで、頭の中が整理されていくのだと思います。
だから、今も思考が止まったときには、ペンを取り出して手書きでいろいろ書いてみたりします。
今はデジタルの時代ですが、アナログの手書きも間違いなく価値があります。(p.169)

と、手書きの価値も述べています。

 

手書きの価値は、私も感じている一人。企画を考える時も、授業の内容を考える時も、まずはノートに手書きで思いつく順に書き出し、整理してまとめることが多いかもしれません。

 

嫌なことは書いて吐き出す?

誰でも、嫌なこと、不安なことはあると思います。そんな時にはどうするか?

著者は、文字にして、「見える化」することをすすめています。

 

実際、どうも不安だったり、モヤモヤしたりしていたけれど、文字にしてみると、ハッとすることがあります。「なんだ、こんなことで悩んでいたのか」と気づけたりします。
文字にして「見える化」してしまえば、ぼんやりした不安に襲われることはなくなるのです。
不安や悩みを文字化する。それを意識的にやってみることです。そうすれば、不安や悩みはやわらげらえるはずです。(p.185)

 

日記としての体裁が整っていなくてもいいのかもしれません。嫌なことやストレスになりそうなことがあったとき、文字にして吐き出してみることです。
モヤモヤを心の中に溜め込むことなく、文字化して外に出してみる。
そうすることで、ふっとラクになれるかもしれません。嫌な気分がさっぱりするかもしれません。ストレスを溜め込むようなことにならずに済むかもしれません。(p.187)

 

不安、ストレス、嫌なこと、失敗……。生きていると、どうしても気持ちがモヤモヤしてしまうことがあります。

そんなときのために、日記帳ではないのですが、自分の気持ちをノートに書き出すことがあります。時には良かったことや、「こうしたい」「こうなりたい」という気持ちや個人的な感想など、その時の気分で、思いつくままにノートに書き出します。かきだすことで、ちょっとすっきりする? 絶対に、このノートは他の人には見せることができません(笑)。

 

メモの書き方は、自由、かも?

この本を読み終わって、「メモの書き方は自由かな?」と思いました。ほかの人のやり方も参考にしつつ、自分なりのやり方で、自由にメモしていいのではないかと。

どちらかといえば、手書き派の私。

この本を読んで、これからもメモを上手に活用していきたいと思いました。