『フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法』を再読

フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法

フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法

  • 作者:山田 竜也
  • 発売日: 2018/01/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

フリーランスになった直後に読んだ本『フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法』を再読しました。

フリーランスのメリット・デメリット、安定して稼ぐための方法、仕事の管理方法、スケジュール管理方法、お金の話など、現在でも参考になる情報がたくさんありました。

フリーランスの自由とは?

著者によると、フリーランスとは「どんな人生を生きたいか?」を選択することでもあり、自分にとっての幸せを考えた上で、「3つの自由」、つまり

  • 時間の自由
  • 仕事の裁量の自由(仕事のコントロールのしやすさ)
  • 収入の自由(成果を収入に反映しやすい、所得の分散)

の、どれをどのくらい重視するか、自分の選択に合ったものをどうコントロールするか(=自己管理するか)で幸せは決まってくるのだとか。

つまり、自分の価値観に沿って働き方を選択し、フリーランスのメリットを活かして成功すれば、無理なく安定して稼ぎ続けることができるようになれば、フリーランスとしての幸せにつながるのです。

 

フリーランスを1年やって、残念ながら、私は3つの自由のどれも手に入れていないかもしれません。もっと頑張らないと!

 

自分が何者であるか

フリーランスになっての最初の壁は、「自分が何者であるか」をうまく示すことができないことかもしれません。私自身、そうでしたし、今でもそうかもしれません。

自分は何ができるのか、自分の「売り」は何なのか?

自分の価値、自分の希少性をどう高めていくかが必要になります。

そのためには、「職業」「ジャンル」「専門分野・得意分野」の3つをかけ合わせること。得意分野は、「自分の中で平均よりも上」のレベルでこなせる仕事だと感じたら、得意分野としてOKで、仕事や経験を積み重ねることで打ち出していくのでも構わないそうです。その際は、世の中のニーズにも注目しておいた方が良いとか。確かに、いくら自分が得意であっても、ニーズがなければ仕事は見つかりません…。

また、フリーランスは「時代とともに変化する仕事のニーズ」に応えられる能力がないと生き残れないので、常に、仕事をしながら勉強をしていく努力が必要だそうです。

 

最低限の生活費がないと、余裕がなくなる?

フリーランスになるにあたっては、「お金の準備」も必要です。これは、私の経験からも、間違いありません。

著者は

フリーランスは独立するとき「最低限必要な1年分の生活費の1.5倍(理想は2倍)」の貯金があると、心に余裕が持てて、精神的な基盤となります。(p.45)

と述べていますが、これは人によって様々。もっと少なく見積もる方もいます。個人的には、「多いにこしたことはない」と思っています。

また、フリーランス社会保険料(健康保険とか、年金とか)はすべて自分で支払わなくてはいけません。わかっていても、これは結構キツイです。「フリーランスは、会社員の給与より稼いで同レベル」なのです。私も、もっと稼げるようにならなくては。

 

では、稼ぐためにはどうするか?

それでは、稼げるようになるためにはどうすればいいのか?

フリーランスが提供する商品やサービスの価値を決める大きな要素は「希少性」。希少価値が上がるほど、支払われる報酬は高くなっていきます。

フリーランスは、適正価格で仕事をしたら、負けだ」くらいに私は思っています。「適正価格=普通」なので、誰に頼んでもいいからです。(p.72)

と著者は述べていますが、正直、今の私には、そこまでの希少価値はないので、難しいかもしれません。

高単価の価値文化圏に移動するためにも、もっと自分のスキルを磨き、付加価値を見出す努力をしないとだめですね…。まずは、「正確さ」と「締切厳守」は当然として、「きめ細やかさ」と「柔軟性」を身に着けたいと思っています。

 

安定して収入を得るための仕組みづくり

安定して収入を得るためには、まずは、継続して仕事を得ることが重要です。

フリーランスとして駆け出しの頃は、報酬が多少安くても長期で契約してくれる、もしくは継続して契約してくれるお客様を早く見つけるかによって、安定した事業運営に繋がります。(p.169~170)

継続して頼まれる仕事があれば、仕事の質が上がるとともに、仕事のスピードも速くなります。実際には、なかなか難しいところもあるのですが…。

それから、1つのお客様に絞ると危険で、

  • ベーシックインカム層:報酬が高くなくても、ずっと継続している仕事
  • 収益層:大きく売上が見込める仕事
  • 投資層:売上はあまりなくても、経験としてやりたい仕事

に、収入を3つの層に「見える化」していくことも必要だとか。フリーランス2年目は、1年目よりも仕事の幅を広げるチャレンジをしていきたいと考えています。

 

また、「自分の好きな分野や得意な分野と重なるコミュニティに参加していくことが重要である」と著者は述べていますが、これも、私の経験からも実感しています。コミュニティから入ってくる仕事関係の情報は非常に価値が高いものが少なくないですし、何よりも、フリーランスの仲間は本当に重要です。

 

その上で、フリーランスが仕事をもらうためには、「仕事を取りにいく」というよりも、「相手から選ばれる」ことが重要なのだとか。

フリーランスにとって、人を紹介したり紹介してもらったりする機会はとても大切です。稼ぎ続けているフリーランスの多くは、紹介を中心に仕事をしているといっても過言ではありません。(p.127)

確かに、稼いでいる先輩のライターさんたちは、営業をしなくても仕事を獲得しています。私も早くそうなれるよう、まずは自分のスキルアップが必要ですね…。

 

フリーランスだからこそ、「働く時間」をコントロールする

フリーランスは、自分で働く時間をコントロールすることができます。だたし、そのためには自己管理が非常に需要です。テクノロジーもうまく活用していきたいですね。

また、フリーランスには付き合うお客様を選べるメリットもあります。私は幸いにも、フリーランスになってからは困った人と仕事はしていないのですが、困った人・危ない人に出会ってしまって、仕事が進めないとかめちゃくちゃになったというような話は、仲間のライターから聞いたことはあります。これに(このような情報共有ができるのが、コミュニティのメリットの1つです。)

 

そして大事なのは、自分の生活時間の管理。ストレスをためずに、仕事をスムーズに行い、自分時間も楽しむにはどうしたらいいのか? これは、まだまだ模索中です。現在は、いろいろと制限の多い毎日ですが、うまく乗り越えていきたいと思っています。

 

フリーランスになりたい人、初心者におススメの本

すべては紹介しきれませんが、他にも参考になる情報がたくさんありました。

私は、参考になりそうな所に付箋を貼りながら読んでいったら、本が付箋だらけになりました。