下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」(だいわ文庫)

下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」 (だいわ文庫)

下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」 (だいわ文庫)

 

 

スポーツが苦手で、トレーニング系の本は素通りすることが多いのですが、この本は、タイトルが気になって、手にしました。

第1刷が2013年6月で、私が手にしたのは2017年2月発行の第33刷!文庫本で手に取りやすいということもあると思うのですが、ロングセラーとして売れ続けている本ではないかと思います。

 

なぜ筋肉が必要なのかをわかりやすく説明してくれる本

本書のターゲットは、「主に40代以降の女性」とのこと。 おそらく、私のように、運動が苦手な人でも手に取りやすいように思いました。

前書きで、著者は

私は雑誌や書籍のエクササイズの監修を300冊以上してきましたが、ハウツーだけでは人の習慣は変わらないことを痛感しています。それだけでは、人をモチベートすることができないのです。ですから、私は本書のように文章によるスタイルにこだわり、あらゆる角度から、あなたの運動意欲にスイッチが入るよう、それが長く続けられるよう工夫をこらしています。習慣が変われば、からだは必ず変わるのです。この本が、あなたのライフスタイルによい変化を起こすことを願っています。(p.10)

と述べています。

この本では、「からだ」「ライフスタイル」「食事」「エクササイズ」「モチベーション」の各章で、なぜ筋肉をつけると良いのか、筋肉をつけるにはどうしたらよいかを具体的に説明しています。「エクササイズ」の章では、イラストで簡単な筋トレの方法が紹介されていますが、私はほとんどできなかったという、非常に情けない状態です…。

そして、人間は、ついサボってしまい、続かないのが当たり前だとか。三日坊主でも、10回続けると1カ月運動したのと同じだそうで、続かないことを失敗と思わずに、「またやってみよう」と繰り返せば良いとのことで、読み終わって、これならば運動が苦手な自分でも続けられるかもしれない、と思ったのですが、果たして、どうなることやら…。

 

年をとっても自分の足で歩けるように、筋肉をつけたい

数年前に膝を痛めました。原因は、体を支えるための筋肉がなく、姿勢も悪くて、体がゆがんでいたためです。整形外科に通い、治療とリハビリを5年くらい続けました。

その時に言われたのが、

「正しい姿勢を覚えなさい」

「筋肉をつけなさい」

ということでした。現在は、整形外科への通院はひとまず卒業しましたが、いくらか改善したとはいえ、まだ正しい姿勢になっておらず、相変わらず筋肉も少ない状況です。膝を痛めた当時は、筋肉はない、というような状態だったので、筋肉が少しついたというのは進化しているのかもしれないのですが。

 

自分一人では、姿勢の改善も、筋肉をつけることも絶対に無理なので、現在は、リハビリ中にお世話になったOTさんが始めた、姿勢改善のエクササイズ教室に月2、3回程度通っています。おかげで、最初の頃は全然できなかった運動も少しずつできるようになりましたが、毎回、体のゆがみを指摘されています。(少しは改善してきているらしいのですが…。)

ただ、このまま何もしないと、体のゆがみがさらに悪化し、

「膝の手術をする(=人工の関節にする)ことになるかも?」

と脅かされ、それは嫌だと思っているので、本気で筋肉をつけなくてはいけない、と思っています。

 

筋トレはなかなか続かないし、一人では難しい…

自宅で、エクササイズ教室で教わった筋トレを時々やっていますが、正直、毎日は難しいです。つい、サボってしまいます…。

教わった筋トレを自宅でやったとしても、そのやり方が本当に正しいのかという不安もあるので、私の場合は、自分のモチベーションのためにも、時々はエクササイズ教室に通った方が良いようです。

もしかしたら、普段でも、姿勢に気をつけるようになったかもしれません。

とはいえ、自分が思っていた以上に体のあちこちがゆがんでいて、いくら気をつけたとしても、一気に改善できるわけではなく…。長期戦で取り組むしかないようです。

 

まずは、歩く+階段を使う

ただし、膝を痛めたことで、自分の姿勢の悪さと筋肉のなさに、早く気がつくことができたかもしれないとも思っています。

現在は、記事の執筆など、座って仕事をすることが多いので、仕事が立て込んでいると、姿勢が悪くなり、肩こりや腰・膝の痛みなどが発生しがちです。そんな時は、仕事の合間に、ストレッチや筋トレで体を動かすようにしています。

 

『下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」』を読んで、なるべく歩くようにしよう、なるべく階段を使うようにしよう、と思うようになったのは良かったかもしれません。あくまでも、自分のできる範囲で、ですが。

いつまでも自分の足で歩きたいので、ちゃんと体を動かして、筋肉をつけるようにしなくてはいけないと思っています。